「ちらし寿司。」日本の伝統的な食事のひとつ。色鮮やかな具材をたくさん使って作る「ちらし寿司」。ヘルシーでおいしい。ちらし寿司は各家庭のそれぞれの味がある。寿司の上に乗せる具も家庭によってさまざま。生ものをのせたり、アナゴの煮ものをのせたり、えびをのせたり、季節感や豪華さを演出する具材をのせる。ちらし寿司を食べるのは、秋のお祭りの日とか、子供の日、誕生日などお祝ごとの時などだ。見た目も豪華で華やかさがある。作っているとなぜか華やかな気分になれる。
ちらし寿司の材料は、大きく二つに分けられる。ひとつは、味を支える具である。かんぴょう、干しシイタケ、ごまをすりおろしたもの、シーチキンを甘辛く煮たものが我が家の定番。シーチキンの甘辛煮は子供が大好きで、ちらし寿司にはかかせれない。ちりめんじゃこも混ぜる時もある。そしてもうひとつは、季節感・豪華さを演出する具材です。いわゆる寿司ご飯の上にのせて豪華さを演出させるもの。きざみ海苔、酢れんこん、錦糸たまごは欠かせない。タケノコとかふきとか、わらびなど季節の物をのせるとよりおいしいです。盛り付けは大事で、豪華になるように飾り付けてください。
ちらし寿司の作り方ですが、まず、ちらし味付けの柱となる椎茸とかんぴょうを準備します。かんぴょうは、塩でもみ、水で洗います。そしてかんぴょうを茹でます。かんぴょうは、ここでよくゆでないといけません。やわらかくなるまで煮込みます。やわらかくなったら、干しシイタケと一緒に甘辛煮にします。シーチキンは別に甘辛煮にしてください。その具材を寿司ご飯に混ぜます。あとは盛り付け。錦糸卵をたっぷりとのせると、見た目がきれいですよ。この盛り付けですが、色は黄色、緑色、ピンクなど色鮮やかに盛り付けることがコツです。
基本的に、普通の人ならばちらし寿司と言われれば刻んだにんじんやタケノコを酢飯に混ぜ合わせて蒸しエビなどを盛り付けた物を想像すると思いますが私の場合はちらし寿司と聞くと生ちらし寿司を想像します。生ちらし寿司というのは名前の通り生の魚の切り身を事前に作っておいた酢飯の上に乗せるといいたって簡単に作ることができるちらし寿司です。私の家庭ではちらし寿司=生の魚を使って作るお寿司というふうな位置づけで捉えられています。
では、生ちらし寿司についてお話して行きたいと思います。私の家で生ちらし寿司が定番となったのは私が中学3年生の頃でした。
私は以前、仕事の関係で、岡山市に住んでいたことがあります。岡山県には、「ままかり」という名物の魚がいます。ままかり、という魚の名称は、まんま(ご飯)を借りてでも食べたくなる、というのが由来なのだそうです。仕事先で開催されたイベントか何かに出席したときに、岡山の名物のちらし寿司の、バラ寿司というのを食べたことが何回かあります。
子供の頃、ちらし寿司は嫌いな食べ物ナンバー3に入っていた。原因は、祖母が作るとんでもなく酸っぱく具に、人参がやたら多いちらし寿司だったからだ。それでも、嫌いとは言いにくかったのか、お誕生日とか、何かしらお祝い事の度に、そのちらし寿司は食卓に上った。父も祖母の作るお寿司は苦手だったようで、さっさと晩酌をして、お茶漬けが食べたいから白ご飯入れて、とか言っていた。子供はお茶漬け禁止と言われ、仕方なく食べていた事が懐かしい。
子供の頃、ひどい偏食だった私は、いわゆる子供が好きそうなメニューがことごとく食べられなかった。そのため、母は思案の挙句、私が少しでも食べられそうなメニューばかりを食卓に出していた為、私はちらし寿司を大人になるまで食べたことがなかった。今になって思うと何がどうして食べられなかったのか疑問なくらいなのだけれど、とにかく祝いの席に母が出すのは決まって赤飯で、母が作ったちらし寿司は結局今まで一度も食べたことがない。
大人になり、ちらし寿司が食べられるようになってふと気がつくと、祝い事に出される料理は決まって赤飯かちらし寿司が多い。にぎり寿司よりも安価で、家で簡単に出来て、そして見栄えもするとあって、家で祝う誕生日や子供の日やひな祭りなどかなりの確率でおかあさんはちらし寿司を選択すると思う。
私は寿司屋にいって、まだ、ちらし寿司を頼んだことはありません。最近では、回転寿司に行くようになり、ますます、ちらし寿司から遠のいています。ちらし寿司は、寿司飯の上に、いろいろな具をならべたものですが、一般的に、握りを頼むよりも、お得な価格設定になっていると、何かのテレビを見た際に、あるすし屋の店主がコメントしていました。確かに、作るほうとしては、並べるだけなので、技術料というところが安くなるということでしょう。
ただ、その店主によれば、採算性は、ちらし寿司のほうが悪いので、客にしてみれば、ちらし寿司のほうがお得とのことでした。